2017年12月22日

触れ方一つで反応が変わる

 臨床上の工夫ということですが、今回は私が重心病棟で働くようになり、考える機会が増えた触刺激について書かせて頂きたいと思います。
 重心病棟でのリハビリは、それまで私が働いてきた回復期や急性期での考え方をそのまま当てはめたのでは躓く事が多くありました。例えば開口してほしい時に、以前は口頭指示や模倣を促していましたが、重心では模倣も難しい患者様がほとんどです。先輩とのリハビリでは開口していた患者様が、私のリハビリでは閉口してしまう事があり、その原因の一つに触刺激がありました。当時の私の触れ方を振り返ってみると、骨折のリスクが高い患者様に、骨折を恐れた表面に触れるだけの触り方。または、過敏が強く頭頸部の動きが多い患者様に、動きを抑制しようと力を入れた触り方をしている事が多くありました。そしてそのどちらも患者様にとって不快な刺激となり、口唇周囲の緊張を高めてしまっていたのです。
 口頭指示や模倣が難しい患者様には、直接触れて介入する機会が多くなります。普段何気なく実施してしまいがちですが、触れ方一つで緊張を作り出してしまえば、訓練効果は半減してしまいます。訓練内容と同様に重要な要素であると実感し、日々の臨床に励んでいます。


国立病院機構甲府病院
小松 富美子
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2017年08月09日

急性期病院におけるABCDEsバンドルの活用

ABCDEs.jpg 
 当院では「ABCDEsバンドル」を用いて、早期リハビリテーションの充実を図っています。「ABCDEsバンドル」とは、人工呼吸器装着患者の管理で、せん妄とICU-Aquired weaknessを予防するためにABCDEsを頭文字とする管理をバンドル(束=全部やる)でやってみようという概念です。「A:自発的覚醒を促す」「B:自発呼吸トライアル」「C:適切な鎮痛薬・鎮静薬の選択」「D:毎日のせん妄モニタリング」「E:早期運動、リハビリテーション」「s:質の良い睡眠」を表しており、リハビリテーションでは「E」の項目に従来の運動面へのアプローチのみでなく、ST視点からの摂食嚥下機能訓練、高次脳機能訓練を盛り込んだ内容にて当院オリジナルの「ABCDEsバンドル」を用いて運用しています。適応に関しては、毎週の救命センターとの合同カンファレンスの中で医師・看護師・リハビリスタッフにて検討し、最適な段階設定を行っています。当院も導入して間もない為、改訂を加えながらの運用ではありますが、算定上介入が困難な症例に対しての早期リハビリテーション導入を図る手段として有効的だと考えています。


山梨県立中央病院
中嶋 崇博
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2017年07月07日

〜ちょっと便利と思うもの〜

その1.患者様との会話の話題を考える際、その方の時代背景を振り返ることがあります。話題となったニュースやその時代に流行った歌などを調べるために、インターネットを利用される方も多いと思います。「昭和の名曲/年代流行」というサイトでは、1950年代からの流行歌が紹介されており、動画でみられるものもあります。歌だけでなく、いわゆる、さまざまな流行ものが見られますので、一度ご覧になってみて下さい。
その2.また、漢字の書字訓練の際に、運動覚を頼りにするため、書き順に重きをおいている方もいらっしゃると思います。患者様のお名前などでは書き順がうろ覚えのことも多く、私は「常用漢字筆順辞典(無料)」というアプリで、患者様と一緒に書き順を確認しています。漢和辞典や漢字ドリルにも書き順が載っていますが、このアプリだと大きな文字で1画ずつ見やすいのが利点だと思います。

山梨リハビリテーション病院
萩原 由香
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